高齢者の虐待防止

更新日:2023年03月01日

 高齢者虐待とは、高齢者の「人としての尊厳を傷つける行為」で、大きな社会問題となっています。
 高齢者が尊厳を保ち暮らしていけるよう、平成18年4月1日から「高齢者虐待防止法・養護者支援法」が施行されています。
高齢者虐待の発生防止と早期発見のためには、地域の見守りや助け合いが大切です。

こんなことが「高齢者虐待」にあたります
項目 詳細
身体的虐待 高齢者に暴力を加えること(例:殴る、つねる、ける、無理やり食事を口に入れる、外部と接触させないなど)
心理的虐待 高齢者に著しい精神的苦痛を与える言動を行うこと(例:怒鳴る、ののしる、悪口を言う、意図的に無視するなど)
経済的虐待 養護者や親族が、本人の財産を不当に処分したり、本人に必要な金銭の使用を理由なく制限すること(例:本人の年金や貯金を勝手に使用する、必要な生活費を渡さないなど)
性的虐待 高齢者にわいせつな行為をしたり、わいせつな行為をさせること(例:罰として下半身を裸にして放置する、わいせつな行為を強要する)

介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)

介護が必要な高齢者に対する世話を度を越えて放棄・放任すること。(例:劣悪な環境のまま放置する、食事や水分を与えない、適切な医療や介護サービスの利用を制限するなど)

 高齢者の中には、自分で相談できない人がいます。大きな問題が発生する前に支援するためには、みなさんの気づきが大切です。「虐待である」という証拠は必要ありません。可能性があると思ったら早めに連絡してください。

 もしかして「虐待かも…」と思ったら、地域包括支援センターまで連絡を!!

高齢者虐待を防ぐには…

 高齢者虐待の背景には、性格や人間関係、認知症や介護に対する知識の不足、介護負担の増加、社会からの孤立、経済的困窮などの様々な要因が重なり、心身ともに疲れ切り、追い詰められている状況が少なくありません。

 高齢者とその家族がを地域から孤立しないよう、声かけ、見守り、支えあうことが高齢者虐待の防止につながります。

 身近な高齢者の状況に気を配り、何か気になることがあれば地域包括支援センターにご相談ください。

≪連絡者についての秘密は厳守します≫

この記事に関するお問い合わせ先

早島町 地域包括支援センター
〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟360-1
電話番号:086-482-2432

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